医療法人 鵬瑛会
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歯周病治療

日ごろの予防ケアが大切です。

歯周病予防で大切なこと

歯周病と聞くと、「歯から血が出る」「歯茎がはれる」などをイメージされるかと思います。
しかし、歯周病はほとんど症状のないまま進行してしまい、自覚症状を感じる段階では歯周病が進行してしまった後といったような恐ろしい病気です。長年放置した結果に後悔されている方も大勢いらっしゃいます。55~74歳のシニア男女1060人を対象としたアンケートによると、「健康について後悔していること」の第一位は「歯の定期検診を受ければよかった」という回答結果が得られるほどした。(gooリサーチとプレジデント編集部の共同調査)

いつまでも健康な歯を維持するためには、常に予防、治療を心掛けていくことが大切です。また、歯周病と糖尿病などの病気との因果関係分かってきた昨今、歯の健康を保つことこそ元気で長生きする秘訣です。
その第一歩は、「自分の歯が健康かどうか」を知ることです。

歯周病(歯槽膿漏)ってどんな病気?

歯周病は、歯の歯肉に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる細菌によって引き起こされる病気です。 歯と歯ぐきの境目についた歯垢から、歯の根にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えているまわりの組織をじわじわと壊していきます。さらに、歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強着します。歯石の中や周りにさらに細菌が入り込み、毒素を出し続けるのです。強着した歯石はブラッシングなどでは到底取り除く事はできません。
歯周病の恐ろしい点は、初期、中期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進む事です。 痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状はありません。 これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐い所です。

正常軽度中度重度

歯周病の諸症状

  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
  • ブラッシング時に出血する。
  • 口臭が気になる。
  • 歯肉がむずがゆい。痛い。
  • 歯肉が赤く腫れている(健康な歯肉はピンク色で引き締まっている)
  • 硬いものが噛みにくい。
  • 歯が長くなったような気がする。
  • 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。

このような症状がひとつでもある人は歯周病かもしれません。
歯周病は、目に見えない歯肉の溝の中で起こり、気付かないうちに進行してしまいます。

その他、以下のような要因で歯周病が進行する場合もあります。

  • 歯ぎしり、くいしばり、噛みしめ
  • 不適合な冠や入れ歯
  • 歯並びの悪さ
  • 食生活
  • 喫煙(喫煙者は血流が悪くなっているので、出血はしにくく気づきにくいです。)
  • ストレス
  • 全身疾患(糖尿病・骨粗鬆症・ホルモン異常)
  • 薬の長期使用(血圧の薬・カルシウム拮抗剤)
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歯周病の原因菌と治療法

治療の流れ

歯周病の治療では、必要に応じて細菌検査を行います。
歯周病の原因菌は個人個人で異なるため、原因菌を調査・特定し、その細菌に効果のある薬を投与し同時に細菌の塊である歯石を除去していきます。
患者様にあった治療を行っていくことで、効率的に原因菌を減少させ歯周病が改善しやすい口腔内へと改善していきます。
治療が終了した後は、2~3ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。 したがって、この細菌を障害除去し続ける事が歯周病を予防し、お口や体の健康維持するために必要となります。
細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングである程度除去する事ができますが、深い歯周ポケットの中や 歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。これからは歯科衛生士による専門的なクリーニングによって除去しましょう。

歯周病の原因菌

Oさんの場合Tさんの場合

患者様によって歯周病の原因菌は異なります。

この2名の患者様はそれぞれ原因菌が違います。

原因菌を調べ、患者様にあった治療を行っていきます。
原因の細菌を特定し、その細菌に効果のある薬を投与していきます。 そうすると原因菌が減少し、歯周病が改善しやすい口腔内になっていきます。 同時に口腔内の細菌の塊である歯石を除去することにより、歯周病は治癒に向かいます。 日本人と欧米人とは主な原因菌が違うと言われていますので、この細菌検査は有効なのです。